音楽室

夏の終わり、彼が私の実家へ泊りに来た。初めてのことで私は緊張していた。田舎の、新幹線が止まる小さな駅に家族と彼を迎えに行った。私が改札口まで迎えに行くと、少し不安そうな顔をした彼がやってきた。照れ笑いをしながら、「お久しぶり」って少しの言葉を交わして、家族が待つ駐車場へ向かった。母が車から降りて彼に挨拶をして、彼も緊張で顔が引きつりながらも頑張って挨拶をしていた。私は嬉し恥ずかし、照れ笑い。

初日は、自然を感じた。お洒落な洋食屋さんのテラスで美味しいハンバーグを食べた。胸がいっぱいで完食出来なかったね。牧場に行って動物たちを観察。そこで濃厚なソフトクリームを食べた。お洒落な雑貨屋さんに行ったり、スーパーでお夕飯のお買い物をしたりと充実していたね。そして、実家へ。彼は緊張しながらも楽しく家族と食卓を囲んだ。そこで買ってきてくれたお土産を美味しくいただいた。大好きなゆべしと生キャラメルをありがとう。そうだ!飼い猫二匹にも挨拶をしたね。そこで、猫アレルギーだと言うことに気が付いて笑い合ったね。お布団二枚を敷いて、蚊取り線香の匂いを感じ、まるで祖父母の家にお泊りに来た様な気持ちになり、はしゃいだ。五日間、彼も家族と過ごしたから、その話もしたね。素敵なお話を聞けてよかったです。

二日目は、お買い物へ。彼もすっかり家族と打ち解けて笑い合っていた。私は、それが嬉しくて仕方がなかったです。私の生まれ育った町に彼が居ることに感激して胸が苦しくなった。母や姉が私の幼少期の話をしたり、高校での苦労話や、いじめられていたときの話をしていた。家族は彼に必死に話をしていて、それに感慨深くなってしまって、また胸が痛くなった。夕方、家から少し離れた小さなデパートから家まで、彼と二人で歩いて帰宅した。今まで、誰かに会うことや見かけられることに怯えていて、あまり外出が出来なかった私が自主的に外を歩こうと、前代未聞の行動をして、家族は驚いていたし、自分でも驚いた。けれど、本当に彼と一緒に居ることで自信が付いたと言うことが此処で証明されたんだなと思った。やっと私は大人になれたのかもしれないです。ありがとう。夜は家族とお酒を飲み交わし、また色々話をした。

そんなこんなで、あっという間に二泊三日を過ごした。本当に幸せでした。彼が私の家族に打ち解けあっていく姿を見て、私は早くこの人と家族になりたいと心から思った。まだ未熟な二人だけれども大丈夫。信じることが、私たちには必要だよね。母が言っていたけれど、過去は過去だから。変えることが出来ないもの。それも受け止めて、彼と一緒になりたい、そう心から思えた二泊三日でした。

さて、気分を改め、後期からまた学校を頑張ります。やることはきちんとやらねば!二人の将来のためです。頑張ろうね。